夏の暑い時期は、生花だと水がすぐに臭くなってしまうし、お花もすぐに枯れてしまう・・・とお悩みの方にピッタリの仏花アレンジメントです。
先日、友人よりプリザーブドフラワーで作る仏花レッスンの依頼をお受けしました。
今まで、ウェディングのお花や生活空間に飾るフラワーアレンジメントだけをお作りしてきた私の初めての体験でございます。
仏花というと、赤やピンクのカーネーション、白や黄色の菊のイメージがありますが
最近のモダンなリビング空間に似合う違和感のない
”大切な人を偲ぶ”お花は作れないかなぁ・・・と思い、まずは、仏花について調べてみました。
Buddha flower・仏花
仏の花と書いて仏花。
仏さんのお花って何なんだろう・・・
まず、Buddha flowerで検索してみました。
そうすると、日本では、仏事でよく使われるお花は、菊ですが
仏教でよく使われるのは”蓮”の花でした。仏様が蓮の花の上に座っていらっしゃる画像よく見かけます。
更に調べてみると・・・
仏教でよく蓮の花が出てくるのは、阿弥陀経に極楽には蓮の花が咲いていると説かれるからです。なぜ蓮の花なのかと言いますと、蓮の花の五つの特徴(蓮華の五徳)が正しい信心の特徴に合っているからです。生きているときに正しい信心を得た人は、極楽の蓮の台に忽然と生まれると説かれています。
そして、なぜ蓮の花が仏教の中で最高位の花であるのか
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」泥から生え、泥に染まらず気高く咲く花、まっすぐに大きく広がり水を弾く凛とした葉の姿は、
俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴のようにとらえられ、仏教を象徴する浄土信仰の花となったのです。
なるほどでございます。
簡単に私がググってみて調べた範囲内のものですが、蓮の花をテーマに作る仏花が素敵(^^♪と直感しました。
ちなみに、日本の仏花にどうして菊の花が多いのか。それは、日本で一番入手し易く枯れにくいから。らしいです。バリ島とかはプルメリア。
各土地でポピュラーに親しまれるお花で作られているようですね。
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プリザーブドフラワーの蓮の花
プリザーブドフラワーで蓮の花ってありますが、蕾の状態でプリザーブド加工されているのです。
ツボミだと少し寂しい感じがするし、もう一つはハスの実の状態になったプリザーブドフラワーです。それを金色にコーティングされています。
これだと、ナチュラルさに欠ける・・・難しい・・。
プリザーブドフラワーで
『ナチュラルな雰囲気で、モダンリビングにも合う偲ぶお花』
を作りたかったので
プリザーブド加工された蓮の花は私のイメージするところと少し離れていたので、
今回は、蓮をイメージしたお花を作ることでアレンジすることにしました。
モダンリビングに合う仏花
鮮やかなピンク色のマム(菊)に花芯をつけることで、蓮に見立てて、高貴な色の黄色のマムと紫のスカビオサ。南国の白いデンファレ(蘭)、ジャスミンなどの花を使いグリーンの素材を沢山使ってナチュラル感ある仏花アレンジメントに仕上げてみました。
夏の暑い時期は、生花だと水がすぐに臭くなってしまうし、お花もすぐに枯れてしまう・・・とお悩みの方にピッタリの仏花アレンジメントです。
ピンクのマム(菊)は幾重にも重なる花弁で蓮の花を思わせ、華やかな雰囲気になります。
紫色のスカビオサは可憐で可愛いお花です。
黄色のマム(菊)を使うことで明るさを演出しています。
「ナチュラルに」したかったので、なるべく沢山の種類のグリーンの葉を使いました。グリーンの葉って脇役なのですが、すべてのアレンジメントに共通していることですが、脇役って本当に大切なんです。
目立ちませんが、主役を引き立てる”いい仕事”をしてくれるのです。
名脇役がなければ、素敵なアレンジメントは仕上がらない。私の自論でございます♪
アレンジメントレッスン
今回、友人がレッスン第一号さんという事で、私もリラックスして新しいアレンジメントに挑戦することができました♪
この機会を与えてくれた友人に感謝です♪
アレンジメントの形は、日本の仏花に親しまれているトライアングル型(三角型)。
楽しくおしゃべりしながらのレッスンでした。
最近のお仏壇は、リビング空間に似合うお洒落なものが多いので
花器も白の陶磁器で爽やかな雰囲気になるようにセレクト致しました。
お仏壇を持たない方もいらっしゃるので、
偲ぶ方のお写真立ての横にも飾れる雰囲気になっていると思います。
大切な人の笑顔の横に飾って頂ければと思います。
とっても上手に作って頂きました♪
ご参加ありがとうございました。
↓↓レッスン風景20秒動画↓↓